テクニカルターム |
以前、ビジネススクールへ行っていたときに、教授よりアドバイスを頂いた事がある。 「○○君は、経営に対していいセンスを持っているけど、テクニカルタームをもっと身につけないとダメだね。」 先生のお人柄からかなり遠まわしに(言い方の厳しい人なら経営学専攻として不勉強ですって、はっきり言う。)アドバイスを下さったのだが、今でも有難いお言葉である。 テクニカルタームとは用語のことで、例えばサッカー用語で言えば、球団といわずクラブとか、ファンでなくサポーターという。 用語にはその用語の概念や、その用語が使われるようになったいきさつや現象が含まれているものと思う。当然伝える相手によって、その用語を使うか使わないかは判断すべきだが、用語は知っておくに越したことはない。 例えば、企業にいて製品開発案件に携わり、その製品仕様について企業間競争がある場合、「デファクトスタンダードの競争が厳しくてね」と言えば、話をした相手が知らなければ最初からその概念について話をする必要があるが、知っている場合その先の議論(どういう競争になっているのかとか。)をすることができる。 卑近な例をあげれば、象の話をするのに「鼻が長くて、大きくてアフリカやアジアに住む動物は、」と話をするようなものであろう。 当然鼻に突くテクニカルタームの使い方は否定するが、テクニカルターム自身は身につけるべきである。 |
by urawareds2005h
| 2005-11-07 20:57
| 日々雑感
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